「潰瘍性大腸炎」とは?
「潰瘍性大腸炎」とは大腸の粘膜に炎症が起きる病気で、これにより腹痛や粘便・血便などの症状が出る病気です。
根本的な治療法は確立されておらず、厚生労働省が定める「指定難病」にも登録されています。
私もこの病気を患っており、かれこれ10年以上経ちます。
学生時代に発病し、一時的に入院、ステロイド剤なども飲んでいましたが、退院してからは幸いなことに再燃もなく、一般的に処方される薬飲みで過ごせています。
しかし、そうは言っても毎食後の薬の服用、定期的な大腸の検査などは欠かせません。
10年以上も付き合っていると最早当たり前のように感じますが、普通の人から見たらやはり負担はあるのかなと、改めて感じた次第です。
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「オルガノイド」の移植とは?
オルガノイド(英:organoid)、試験管内など生体外(in vitro)、3次元(3D)的につくられた臓器である。(出典:Wikipedia)
要は「人工的に作られた臓器」といったところでしょうか。
正常に機能している大腸の部分からこれを作り出し、移植することで潰瘍性大腸炎を抑えるというものらしいです。
「移植」と言ってはいますが、一般的にイメージするような臓器移植とは異なり、元々自分自身の臓器・細胞を使っているので拒絶反応がないというメリットもあるとのこと。
完治の可能性や実用化される見込みは?
この記事の中では「細胞が再生され根治につながる可能性がある」と書かれています。
発表の時点でこのような発言があったのだと思われますので、上手くいけば根本治療ができるかもしれません。
また、根本治療が可能ということであれば、今後積極的に実用化に向けての動きも高まる可能性も考えられます。
費用などについてはまだまだ未知数ですが、難病指定されている病気ですし、多くの方に治療が受けられるようにしてもらいたいですね。
まとめ
私自身、あまり「難病患者」という自覚はないのですが、こういった記事を見たりすると、改めて自分の病気を気付かされます。
幸いなことに私の症状は軽めですが、今後もいつ何が起こるか分かりません。
この研究が無事に進み、少しでも難病に悩む患者が減ることを祈るばかりです。
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